Juniper Mist
モビリティ&ワイヤレスソリューション Juniper Mist

Juniper Mist は「AIクラウド型Wi-Fi」と「位置情報」を提供します。
管理者はAIに無線LANの運用や品質管理、トラブルシュートを任せることができます。さらにはダッシュボードを通じてWi-Fi環境の可視化や設定変更したり、仮想ビーコン機能を利用し、スマホに情報を提供したり、ビーコンタグを利用した資産管理が可能です。

モバイルの世界の変化と無線テクノロジーの変化

Mistは、無線LANへの深い知見と、実利用が進むビーコン(Bluetooth Low Energy)を、最新設計のクラウドに実装し、簡単に利用できるよう機械学習と自動化を活用しています。他社クラウドWi-Fiと比較し機能拡張や追加が容易なアーキテクチャであり、ご利用いただく長期に渡って、高いパフォーマンスを発揮することができます。

Juniper Mistの仕組み

Juniper Mist は、「アクセスポイント」と「ライセンス(期間ごとの利用権)」をお買い上げいただくモデルです。運用者は管理用ダッシュボードにアクセスすることで、Wi-Fi の設定変更や、仮想ビーコンの設置によるスマートフォンへの情報提供、物理ビーコンタグを利用した資産管理などができるようになります。

Juniper Mistの仕組み 図
  • アクセスポイント

    • エンタープライズ向けWi-Fi
    • 特許技術vBLEによるスマホ位置情報やメッセージ
    • ビーコンタグの資産管理
  • Mist Cloud(コントローラ)

    • Wi-Fi運用の自動化
    • 障害の自動トラブルシュート
    • 障害の予兆検知
    • 位置精度の自動向上
  • ダッシュボード

    • グラフィカルなWi-Fi設定
    • AIによる運用の自動化
    • 仮想ビーコンの設置・運用
    • ビーコンタグによる資産管理
    • トラフィック分析

Juniper Mist クラウド型Wi-Fiの概要(日本語字幕付き)

Juniper Mist 仮想ビーコンの概要(日本語字幕付き)

Juniper Networks, Inc.について

1996年に米国で設立、世界47か国に117拠点をもち、ネットワーキング技術における世界で最も難しい問題を解決することを使命としています。世界最高のネットワークを実現するための革新的なアイデア、パフォーマンス、自動化、コミットメントを提供しています。

https://www.juniper.net/jp/jp/

mist systems logo

Mist が提供するWi-Fiネットワークとは

Mistは クラウドAI「Marvis」 が、常に管理パケットのモニタリングと機械学習を行い、トラブルを未然に防ぎながら、高品質なWi-Fiを提供します。

これまでのクラウド型Wi-Fiの特徴

  • ゼロタッチ導入
  • リモートログ取得
  • サイジング不要

Mistが提供するWi-Fiネットワークの特徴

Mistが独自に備える機能

ダイナミックパケットキャプチャ機能

ダイナミックパケットキャプチャ機能 図
ダイナミックパケットキャプチャ機能 図2

例:ダイナミックパケットキャプチャ機能によるダウンタイム最小化

例:ダイナミックパケットキャプチャ機能によるダウンタイム最小化 図

サービスレベルモニタリング機能

Mistのダッシュボード上に「クライアントが、どのようなWi-Fi環境のサービスレベルを体験しているか」を、数値化して可視化する仕組みです。
事前に管理者が手動で、以下の7個の指標それぞれについて

  • ~秒以内に
    接続する
  • ~Mbps以上のスループットを
    1台あたり実現する
  • ~秒以内に
    ローミング完了する

などのしきい値を設定します。そのしきい値を達成できなかった要因を機械学習の仕組みを用いて特定し、視覚的にダッシュボード上に表示します。

  • Time to Connect(アソシエート開始から認証完了までの時間)
  • Throughput(端末1台あたりのスループット)
  • Roaming(2AP間でローミングにかかる時間)
  • Successful Connect(失敗した接続試行数)
  • Coverage(エリアのカバレージ)
  • Capacity(収容能力)
  • AP Uptime(アクセスポイントの接続時間)
しきい値の設定はマウスドラッグで簡単

ダッシュボード画面の表示例

ダッシュボード画面の表示例 図

Root Cause Analysis(原因分析)機能

Root Cause Analysis(原因分析)機能 図
Root Cause Analysis(原因分析)機能 図

例:サービスレベルモニタリング機能による品質管理とRoot Cause Analysis(原因分析)機能の効果

例:サービスレベルモニタリング機能による品質管理と Root Cause Analysis(原因分析)機能の効果 図

業界初のAIを活用した電波調整機能(Radio Resource Management)

業界初のAIを活用した電波調整機能(Radio Resource Management)

“3rd Radio”による電波状況の可視化

  • Mist AP41 には、可視化用のアンテナを特別に搭載(AP21は除く)
  • このアンテナにより、APが置かれた電波状況を可視化

SSID可視化・不正AP検知
(利用チャネルや強度、APからの位置など)

SSID可視化・不正AP検知

電波利用状況可視化
(例:2.4GHz帯の利用状況)

電波利用状況可視化

APとAIにより「電波」が見えることで、運用品質を向上

AIを活用したさまざまな機能

仮想ネットワークアシスタント(VNA)

「Marvis」を、Wi-Fi運用とヘルプデスク対応のためのアシスタントとして活用

  • 「自然文検索」モードと「クエリ検索」モード
  • クリックだけで簡単にトラブルシュートが可能(英語のみ対応)
自然文検索モード

自然文検索モード

クエリ検索モード

クエリ検索モード

入力欄に以下の例のような質問事項を入力したりクエリをクリックしていることで、画面下部に回答内容を表示します(本機能のご利用には、専用ライセンスが必要です)

質問の例:

  1. Bobのコンピュータに問題があるのはなぜ?
  2. ユーザーエクスペリエンスでサイトをランク付けしてほしい。
  3. 午前7時から午前9時までに異常がありましたか?
  4. ゲストネットワーク上のクライアントはいくつですか?

仮想ネットワークアシスタント(VNA)機能活用例

仮想ネットワークアシスタント(VNA)機能活用例

運用管理を効率化するさまざまな機能

手動パケットキャプチャ機能

手動パケットキャプチャ機能 図

MAP への登録機能

MAPへの登録機能 図

電波自動調整機能

24 時間すべての端末の RSSI データなどの無線環境データを収集し、そのデータを基に自動的に最適な無線リソースの管理を実施します。サイト調査や継続キャリブレーションなどのコストを節約可能です。

電波自動調整機能 図

レポート機能

タブ「Analytics」→「Reports」にて、レポート作成が可能

①レポートレイアウトを作成

レポートレイアウトを作成

②レポート対象や期間を選択

レポート対象や期間を選択

ゲストポータル作成機能

各種認証(含むSNSログイン)に対応したゲストポータル作成が可能
タブ「Network」→「WLANs」→「Guest Portal」→「Guest Portal Options」

レポートレイアウトを作成

ゲストポータル設定(SSIDや画面デザイン、認証など)

レポート対象や期間を選択

「Preview」でカスタマイズ中の画面を確認

ファームウェア管理

APファームウェアを管理することが可能

  • フィーチャーアップデート(クラウド側)に影響されず、継続して同ファームウェアバージョンの利用可能
  • 自動(サイト単位)/手動(AP単位)でのファームウェアアップグレードをサポート
  • 自動アップグレードはスケジュールが出来、AP機種別でのファームウェアバージョン選択が可能
  • ダウングレード(※)
    ※Mist クラウドにて配布されている Ver のみが対象です
ファームウェア管理

チケッティング機能

「Support Tickets」画面から、直接メーカーとインシデント管理が可能

チケッティング機能

これまでのビーコン利用例とその課題

これまでのビーコン利用例とその課題 図

Mistの仮想ビーコンで解決

Mistの仮想ビーコンで解決 図

vBLEの仕組み

vBLEの仕組み 図
  • vBLE Array が送出するビームの特性上、水平に設置する必要があります。
  • 金属板など、電波を反射する材質のものからは離れて設置する必要があります。
  • 設置に高額なサイトサーベイは不要です(設置されたデバイスごとに、Mist クラウド上で機械学習し、信号損失から設置場所に最適な電波強度に調整されます)。

仮想ビーコンの仕組み

仮想ビーコンの仕組み 図

マシンラーニングによる位置精度の向上

来訪者の情報収集

地図上でゾーン分けを行うことで、ゾーン内のクライアント情報を収集可能

  • WiFiクライアント
  • アプリクライアント
  • BLEクライアント(後述)

さらに、そのゾーン内での

  • 最大滞在時間
  • 平均滞在時間
  • 最大滞在訪問者数
  • 平均訪問者数
  • 訪問者のデバイス情報
  • 滞在時間や時間帯

を収集

Mist Systems 製テストアプリ

  • 情報配信機能
  • エリア通知機能
  • 経路案内機能 など…
  • Mist SDK を組み込み
  • iOS/Android 対応
  • 購入した Mist AP に接続可能
Mist Systems 製テストアプリ 図

活用例

活用例 アプリとビーコンタグで位置情報を管理・活用 と 多様な業界における数多くの事例 図

アクセスポイント仕様

機能 AP61(Wi-Fi + BLE)
AP61(Wi-Fi + BLE)
AP43(Wi-Fi + BLE)
AP43(Wi-Fi + BLE)※
AP41(Wi-Fi + BLE)
AP41(Wi-Fi + BLE)
AP21(Wi-Fi + BLE)
AP21(Wi-Fi + BLE)
BT11(BLEのみ)
BT11(BLEのみ)
電源 802.3at PoE 802.3at PoE、802.3bt PoE
12 V/3 A DC 電源
802.3at PoE
12V/3A DC 電源
802.3af または 802.3at PoE
12V/3A DC 電源
802.3af または 802.3at PoE
ACアダプタ 100-240VAC 50-60 Hz 入力
12V/3A DC 出力
100-240VAC 50-60 Hz 入力
12V/3A DC 出力
100-240VAC 50-60 Hz 入力
12V/3A DC 出力
外形寸法
(縦×横×高さ)
310mm × 310mm × 107mm 222mm × 222mm × 53mm 215mm × 215mm × 52mm 203mm × 203mm × 40mm 203mm × 203mm × 40mm
重量 内部アンテナタイプ 4.309 kg
外部アンテナタイプ 4.535 kg
1.6 kg 1.6 kg 0.636 kg 0.636 kg
動作温度 日陰 -20° to 65° C
日向 -20° to 55° C
内部アンテナタイプ 0° ~ 40° C
外部アンテナタイプ -20° ~ 50° C
内部アンテナタイプ 0° ~ 40° C
外部アンテナタイプ -20° ~ 50° C
0° ~ 40° C 内部アンテナ 0° ~ 40° C
インターフェース
  • 1 × PoE入力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 1 × PoE入力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 1 × 10/100/1000BASE-T 自動検出
  • RJ-45
  • 1 × PoE出力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • USB2.0
  • IoT 端子
  • 12V DC
  • 1 × PoE入力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 1 × 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • RJ-45
  • 1 × PoE出力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • USB2.0
  • IoT 端子
  • 12V DC
  • 1 × PoE入力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 1 × PoE出力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 1 × PoE入力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
  • 1 × PoE出力対応 10/100/1000BASE-T 自動検出 RJ-45
Wi-Fi 802.11ac Wave2

2.4GHz:4 × 4:4 802.11b/g/n/ac 最大800 Mbpsのデータレート
(802.11acはVHT対応プロプライエタリークライアントの場合のみ)

5GHz:4 × 4:4 802.11a/n/ac Wave 2
最大1733 Mbpsのデータレート

3rd radio:2.4 GHz & 5 GHz デュアルバンドWIDS/WIPS、スペクトラム解析、および位置解析無線
802.11ax(Wi-Fi 6)(OFDMA、1024-QAM、MU MIMO、TWT(ターゲット ウェイクタイム)、空間周波数再利用(BSS カラーリング)を含む)802.11a/b/g/n/ac との下位互換

サポートされる最高データレートの組み合わせ
デュアルバンド:3.5 Gbps デュアル 5 GHz:4.8 Gbps

2.4 GHz 4x4:4 802.11ax、最高 1,148 Mbps のデータ レート

5 GHz 4x4:4 802.11ax、最高 2,400 Mbps のデータ レート

MIMO の動作:
4 つの空間ストリーム SU (シングル ユーザー)MIMO、4x4 HE80 ごとに最高 2,400 Mbps の無線データ レート
4 つの空間ストリーム MU(マルチ ユーザー)MIMO、同時に 4 つの MU-MIMO対応クライアント デバイスに対し、最高 2,400 Mbps の無線データ レート

3rd Radio:専用 2x2:2SS、デュアルバンド WIDS/WIPS、スペクトラム 分析、合成クライアントおよび位置分析無線
802.11ac Wave2

2.4GHz:4 × 4:4 802.11b/g/n/ac 最大800 Mbpsのデータレート
(802.11ac はVHT対応プロプライエタリークライアントの場合のみ)

5GHz:4 × 4:4 802.11a/n/ac Wave 2 最大1700 Mbpsのデータレート

3rd radio:2.4 GHz & 5 GHz デュアルバンドWIDS/WIPS、スペクトラム解析、および位置解析無線
802.11ac Wave2

2.4GHz:2 × 2:2 802.11b/g/n/ac
最大400 Mbpsのデータレート
(802.11acはVHT対応プロプライエタリークライアントの場合のみ)

5GHz:2 × 2:2 802.11a/n/ac Wave 2
最大867 Mbps のデータレート
Bluetooth 16 × 指向性アンテナ +
1 × オムニアンテナのBluetoothアレイ
16 × 指向性アンテナ +
1 × オムニアンテナのBluetoothアレイ
16 × 指向性アンテナ +
1 × オムニアンテナのBluetoothアレイ
16 × 指向性アンテナ +
1 × オムニアンテナのBluetoothアレイ
ダイナミックアレイアンテナ2.4GHz BLE
ビームフォーミング トランスミットビームフォーミングおよび最大比合成
(MRC:Maximal Ratio Combining)
トランスミットビームフォーミングおよび最大比合成
(MRC:Maximal Ratio Combining)
トランスミットビームフォーミングおよび最大比合成
(MRC:Maximal Ratio Combining)
トランスミットビームフォーミングおよび最大比合成
(MRC:Maximal Ratio Combining)
  • 4月発売予定のため、仕様は変更される場合があります。

導入構成例

「Wi-Fi6」と「BLE位置情報」を3年間利用

  • AP43-WW(本体、必要台数分)
  • APBR-U(取付金具、必要台数分)
  • SUB-2S-3Y(サブスクリプション、2サービス1年)
    ※2サービスには「SUB-MAN」と「SUB-ENG」を指定

Wi-Fiを1年間利用

  • AP21-WW(本体、必要台数分)
  • APBR-U or BT11BR1(取付金具、必要台数分)
  • SUB-1S-1Y(サブスクリプション、1サービス1年)
    ※1サービスには「SUB-MAN」を指定

Wi-Fi+位置情報+資産管理を5年間利用

  • AP41-WW(本体、必要台数分)
  • APBR-U(取付金具、必要台数分)
  • SUB-3S-5Y(サブスクリプション、3サービス5年)
    ※3サービスには「SUB-MAN」「SUB-ENG」「SUB-AST」を指定

本体

ブラケット(金具)

  • BR1:Tバーブラケット
  • BR2:壁取り付け用(一般的)
  • BR3:ぶら下げ式
  • CSC:Cisco Aironetからの換装用
  • BT:BT11専用金具(Tバー)

ライセンス(12~60ヶ月 or 1,3,5年)

  • SUB-MAN:Wi-Fiライセンス
  • SUB-ENG:vBLE位置情報ライセンス
  • SUB-AST:ビーコンタグによる資産管理ライセンス
  • SUB-VNA:自然言語AIによるヘルプデスク機能 ※現状英語のみ
導入構成例 図

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